ドイツ車にハマったきっかけ
私は幼少の頃から父の影響で車好きでした。
小学生のころは絶賛F1ブームでアイルトン・セナ
全盛期の頃です。もちろん私も影響を受け、
スポーツカーを好きになっていきます。
その頃に世間を賑わせていたのは
特にNSXとGTRは別格でした。
見かけただけで凄く興奮したのを覚えています。
もちろん今でも同じように興奮します。
18歳になり念願の免許を取りにいきます。
この頃はとても良い時代で、教習車がBMW
なんと初めてドライブする車がBMWとなったの
です。
ただ、この頃はBMWは外車というくらいの認識
で、初めてドライブする車ともあり、車の良し悪
しなど全くわかりませんでした…
そして、免許を取り、日産シルビア、スカイライ
ンなどを乗り継いでいきます。
必ず足回りなどは改造し、サーキットなどに
持ち込んでいました。この頃ははノーマルは
車じゃないと思っていたくらい、自分でいじる
ことにハマっていました。
そして、遂にドイツ車との再会となるのですが、
諸事情により、二年間だけとりあえず安く車が
乗れれば良かったときに、知り合いの車屋さんに
50万のBMWを進められました。
10年以上も前の車で、走行距離も12万キロ
諸経費込みで50万。こんな危険な車はないだろう
と、とても心配でしたが、車屋さんの
「BMの修理はまかせとけ」の一言により購入。
どノーマルのE36 318is クーペがやってきました。
ここにきて、10年前に乗った教習車と同じモデル
に乗る日が来るとは思いもしませんでした。
ノーマルの古い外車。見た目はかっこよかったで
すが、なにも期待をしていませんでした。
案の定、初ドライブの日。
ハンドル激重でビックリ。
内装の内張は弛んでいます。
シートポジションもやはり日本人にはしっくり
こない…
ただ、この後想像もしなかった走りを見せて
くれたのです。
初の高速走行。
とにかく感動しました！
今まで自分が改造してきた車たちはなんだったの
か…この古いノーマルの車が私の価値観を一瞬
で変えました。ホントに衝撃で今でもあの時の
感動は鮮明に覚えています。
車が道路に吸い付いたんです！
初めての感覚でした。物凄い安定性を感じ
このフィールにハマってしまいました！
そこから、いろんな輸入車を調べはじめて
ドイツ車の歴史などを学び、何故このような車が
出来上がるのか、何故国産車と違うのか。
少しづつ理解してきました。
なるほど…ドイツにはアウトバーンがあるのか…
物作りの前提が日本車とはそもそも違うのか…
といった具合です。
たしかに、内装や電装品、信頼性は圧倒的に
日本車に軍牌があがりますが、この車の素性は
かないません。
ここから私のドイツ車遍歴がはじまっていきます
